このKachinaは今までご紹介したKachinaとは少し違い実際の神話に出てくる霊です。
神話によるとマサウ(Masao)は第四世界(現在の世界)の守護神、世話役です。以前は第三世界の世話人の長でしたが、やや尊大になり、創造主の御前で謙虚さを失ってしまったため、創造主タイオウは彼を役目から外し、死と地底世界の神としていました。しかし、第三世界が滅びたとき、タイオウはマサウにもう一度チャンスを与え、次の第四世界の世話役に抜擢したのです。
従って、他のKachinaとは同じ所には住んでおらず、また、他のKachinaが現れない時期に現れることもあるそうです。
ですから、一般的なKachinaの本では余り紹介されていない珍しいKachinaです。
なお、このKachinaの姿は死と地底世界の神としてのマサウで、第四世界の世話役の時はハンサムの男性の姿をしているそうです。
参考文献”ホピ宇宙からの聖書 フランク・ウォーターズ著 林陽訳"
Hopi Kachina Dolls by Harold S.Colton
このKachinaは見かけに特色のあるKachinaですが、Kachinaの本に"Hunter Kachina"との説明しかありません。いつも、Kachinaの写真を紹介する度に、調べてみるのですが、限界を感じてしまいます。しかし、Kachinaは精霊・よろずの神なので、説明するのが無理なのかもしれません。負けずと少しづつ調べて、ご紹介して行きたいと思います。

”Hopi Indian Kachina Doll” by Oscar T. Bransonyより引用
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C95 Siyangphova/Left-Hand Kachina
また、さぼってしまいました。すいませんでした。
今回紹介するKachinaはLeft-Hand KachinaというKachinaで、弓矢を左手に持つことからこの名前がついています。左利きのKachinaですね。
Kachinaを分類したColton氏の"Hopi Kachina Doll with a Key to their Identification"によると、このKachinaはWalaphai(Hualapai) 族に由来すると説明されています。
なお、今回紹介したKachinaはNew MexicoのGallupで毎年開催されている”Inter-Tribal Indian Ceremonial"の1994年度3位入賞作品です。

”Hopi Indian Kachina Doll” by Oscar T. Bransonyより引用