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No118 Salako Mana/Hopi Cloud Maiden
今回は今までとは違ったタイプのKachinaを紹介します。
Flat Kachinaと言い、壁に掛けることがことが出来るもタイプです。
このKachinaは私にとって思い出深いKachinaです。
このKachinaの美しさに魅せられて本格的にKachinaを集めるきっかけとなったKachinaです。
口のU字を逆にした模様は虹を、頬のV字は雨を表わしています。
こちらは女性で、男性のSalalo Taka(次回紹介します)もいます。
Salakoの役割は私も良く知らないのですが、結構格の上のKachinaのようです。
ホピの重要な儀式のニマン・カチナ祭(Kachinaの里帰り祭り・霊人と別れの儀式)に現われ、指導的な役割をするKachinaのようです。

”Hopi Indian Kachina Doll” by Oscar T. Bransonyより引用
今回はEagle Kachinaです。鷲は人々が第四の世界(現在の世界)に入る時に、人々がこの土地に住むことを許し、また自分の羽を祈りの儀式に使うことを教えてくれた鳥です。鷲は霊的な鳥で、人々の祈りを創造主に伝えてくれる鳥と考えられています。ただ、インディアンの部族によっては鷲の解釈は大分異なるようです。
このEagle Kachinaはある意味現在一番ポピュラーのKachinaかもしれません。最近、Kachinaは木彫りの芸術品としての傾向が強くなっており、木彫りの技術を表現する上ではこのKachinaは一番よいモチーフなのかもしれません。コンテストで賞をとったEagle Kachinaが何十万円の値札がついて店のショーケースに入っているのを見かけます。

”Hopi Indian Kachina Doll” by Oscar T. Bransonyより引用

C6.Mastof Kachina /Death Fly Kachina
今回は私が持っていないKachinaなので、”Hopi Indian Kachina Doll by Oscar T. Branson”のイラストのみの紹介です。
Mastof Kachinaについてはフランク・ウォーターズの”ホピ宇宙からの聖書”に詳しい記述がありますので、今回はそこから抜粋させて頂きました。
しかし、この文章を読むと”Kachina”とは何?と改めて考えさせられます。研究者の中には"カチナとは他の銀河系から来たもの”と考えている人もいますが、フランク・ウォーターズもある意味で認とめているのでしょうか?
いずれにしてもKachinaに想いを巡らすのも楽しいものです。
なお、この本については以前にもご紹介した北山耕平さんの"Native Heart"でも取上げています。
Native Heart: 部分と全体
以下は”宇宙からの聖書”P207~P209からの抜粋です。
Soyal Kachinaが現われた翌日、マストップ・カチナが現われる。黒い仮面を被り、体も黒く塗りそこに白い人間の手形を押し、動物の生皮を羽織り、足には野生猫の皮を巻きつけた、不気味な姿である。彼は長い道のりをやってくる。黒いヘルメットは旅をしてきた宇宙空間を表わし、頭の両側の三つの白い星印は、オリオン座の三ツ星を表わす。村に入ったときの行動はもっと不気味だ。見物客の中から女を引っ張りだし、交接の仕草をする。これほどショッキングな行動をとるカチナは他にいない。
ムイイングワは、あらゆる植物を発芽させる神である。しかし、マストップは神ではなくカチナであり、植物にではなく人間の繁殖力を与える男の力を表わす霊だ。黒い体は地球を表わす、首に巻きつけた野草は植物界を表わし、野生猫のキルトは動物界を表わす。そして白い手形は、すべてのものに人間が触れることを表わす。それは、生命発現のこの段階で完全に創造されたときに人間が大地に押す手形である。人の手は、呪師が患者の胃や胸、頭頂にそれをあてるときのように、生命を占う幻視者の道具だからである。だが、人は前の世界にも現われる。そのため、マストップの手にする白い輪が彩色された黒い杖は、人間が出現ごとによじ登る段付きの梯子を表わしている。死者が次の世界に昇っていけるよう、墓にこの杖を置くことが好まれるのも、ここに理由がある。
交接の仕草をする際にマストップは、でたらめに女を選ぶわけではない。人が世界から世界へのと生命の道を昇ってゆけるための生殖という明確な目的があるので、相手は常に既婚者である。また、群集の中から特定の女たちが儀式への参加を申し出る、ともいわれている。これは、子供をまだ幼児のうちに亡くした母親たちで、彼女たちは同じ子供をもう一度授けてもらうことに願いをかけるのだ。
キバの入口にまで駆けてくると、マストップは中に招かれ、四つのホパに捧げられる歌をうたう。この歌に続き、ソヤル宗団の四人のメンバーが出てきてキバの屋根の入口を四回巡り、フルート・スプリングにホパをもってゆく。ソヤル・チーフはマストップ・カチナに特別なホパを献じ、翌年のために人々への祝福を願う。最後に、マストップは断崖の麓にある自分の宮に帰ってゆく。
Kachinaは村には12月から7月の間しか現われませんが、その年の最初に現われるKachinaがこのSoyal Kachinaです。ウウチム祭の翌日、Kachinaの季節の到来を知らせに、老人のよろなよろよろした足どりで村にやって来ます。広場やキバを聖歌を歌いながら、時にはコーンミールをまきながら訪れ、最後にキバにポハ(Pahos)を立て、祭りの開始の告げます。
また、ホピの人々の間ではホピの儀式で重要なアイテム(お供えもののひつつ)であるポハの作り方を教えてくれたのは、このKachinaと信じられています。
なお、ホピの儀式のカレンダーはこちらをご覧下さい。
”Hopi Indian Kachina Doll”Oscar T. Branson”のイラストです。

Third MesaのSoyal Kachina

Second MesaのSoyal Kachina
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C2.Ahola(Mong kachina)/Germ God Kachina
今回も自分の好みでAholaを紹介することにしたのですが、このKachinaの役割は詳しくは良くわかりません。以前にも紹介したBransonの本の解説にも、容貌についての説明はあるのですが、それ以上のことは書いてありませんでした。残念ながら今やKachinaについては詳しくは判らなくなっているというところが正直の現状でないでしょうか。ホピ語ですら後何十年もすれば消滅してしまうかもしれないと言われている位ですから、悲しい限りですがそれが現実かもしれません。

”Hopi Indian Kachina Doll” by Oscar T. Bransonyより引用
追記
Aholaのや役割は別の本("Hopi Kachina Dolls"by Harold Colton)にはすべのものの成長や繁殖(the growth and reproduction of all things)を司る精霊の代表となっていましたので、健康・豊作に関係する精霊といったところでしょうか。